豆知識

ヨーグルトを食べるなら食前?食後?タイミングで効果は違う?

ヨーグルトは食前それとも食後

健康に良い食べ物といえばヨーグルト。

お腹の調子を整えてくれるのはもちろん、最近ではダイエット食としても注目されています。
 

私も毎朝食べていますが、最近こんな噂を耳にしました。
 

「ヨーグルトは食べるタイミングが大切」
 

それによると同じヨーグルトでも食前か食後、さらに朝と夜とでも効果が違ってくるそう。
 

ヨーグルトの効果を高めるにはいつ食べるのがベストなのか?乳酸菌をもっと活かす食べ方ってある?
 

ヨーグルトについての気になる疑問にお答えします。
 

ヨーグルトの効果~食前・食後編~

ヨーグルトは食前それとも食後
善い菌も悪い菌も住んでいる私たちの腸。

ヨーグルトを食べて乳酸菌やビフィズス菌などの善い菌が増えると、お腹の調子が整うだけでなくダイエットにもつながります。
 

そんなヨーグルトの効果を実感したいなら、食後に食べるのがおすすめ!
 

なぜなら食前と食後では体へのアプローチが違うからなんです。
 

満腹感あり。食前ヨーグルトの効果

ヨーグルトを食前に食べた場合の効果はその分お腹が膨れること。

胃にヨーグルトがあるため満腹中枢が刺激されやすく、自然と食事の量が減らせます。

いわば物理的なアプローチですね。
 

体の中から腸を元気にするイメージの強いヨーグルトですが、それは善玉菌が生きて届いたらのお話。
 

実は善玉菌の殆どは、胃に入った瞬間に胃酸に溶かされて死んでしまうんです。
 

死んだ菌でも整腸作用はあるものの、腸内に定着しづらく生きた菌に比べると効果は激減……
 

しかし近年では研究が進み、胃酸に強い善玉菌を使ったヨーグルトも登場しています。
 

なので食前にヨーグルトを食べるならパッケージをよ~くチェック!

「生きて腸まで届く」

こんな表示があるヨーグルトなら、胃酸に負けずに働いてくれますよ。
 

老廃物にサヨナラ。食後ヨーグルトの効果

食後は胃酸が薄まるため、このタイミングでヨーグルトを食べると生きた善玉菌が腸に届きます。
 

すると不要な老廃物を便にして出す力がアップ!
 

溜まっていた便がなくなってお腹のハリが解消され、善玉菌が増えることで腸内環境が整い老廃物を溜め込みにくい体に。

こちらは腸をお掃除して痩せやすい体質を作る、体の内側からのアプローチと言えます。
 

もちろん食前と同じで食べた分だけお腹も膨れるので、食後のヘルシーデザートとして取り入れればダイエット中でも満足感が得られますね。
 

ヨーグルトの効果~朝・夜編~

よしっ、今日からヨーグルトは食後に食べるぞ。

となると次に気になるのは、朝食後か夕食後かですよね。
 

これはずばり「夕食後(寝る2~3時間前)」がベスト
 

というのも夜は「腸のゴールデンタイム」があるんだとか!
 

さっそく朝と夜で違うヨーグルトの効果を見てみましょう。
 

元気を支える。朝ヨーグルトの効果

ヨーグルトを朝に食べるメリットはタンパク質が手軽に摂れること。

サラダなど野菜と組み合わせれば栄養のバランスもよく、口当たりもなめらかなので、食欲のない朝でも無理なく日中のエネルギー源を摂ることができます。
 

またヨーグルトの善玉菌が腸をストレスから守り、風邪などの菌の感染を防いでくれる効果も。
 

脂肪燃焼。夜ヨーグルトの効果

夜はヨーグルトの効果が最大限発揮される時間帯です。
 

その理由は腸の活動がピークに達する午後10時~午前2時の間に消化吸収がぐんと高まるため。
 

もちろん代謝も活発になり、寝ている間に脂肪が燃える燃える~。
 

さらに!「腸のゴールデンタイム」と呼ばれるこの時間に、次のようなヨーグルトの栄養素がぐんぐん吸収されていったら……?
 

  • カルシウム……脂肪の排出を助ける
  • ビタミンB2……脂質や糖をエネルギーに変える
  • タンパク質……筋肉を作る

 

体に良すぎてもう笑いが止まらないよ夜ヨーグルト。

善玉菌の他にもヨーグルトは栄養の宝庫なんですね。
 

どちらの効果も魅力的なので、朝と夜に分けて食べるのもおすすめです。
 

ヨーグルトの善玉菌を活かす食べ方

ヨーグルトは食前それとも食後
善玉菌に活躍してもらうには、タイミングだけでなく食べ方も工夫してみましょう。

基本の食べ方や善玉菌を活かすちょい足しをおさえれば、ヨーグルトの効果も実感しやすくなりますよ。
 

ヨーグルトの基本の食べ方

  • 継続して食べる
  • 一日100~200gを目安に食べる
  • 2~3ヶ月ごとに銘柄を変える

 

腸に届いた善玉菌は少しずつ体の外に排出されてしまうため、ヨーグルトは毎日食べるのが理想的。

100gを目安に、まずは自分に合った無理のない量で習慣づけていきましょう。
 

二週間ほど食べてみて、「便が柔らかくなった」「お腹のハリがすっきりしてきた」と感じたらそのヨーグルトが体に合っている証拠。
 

ただし同じ菌ばかり増えると菌が怠けてしまうので、2~3ヶ月ごとに銘柄を変えて違う菌も入れてあげてくださいね。
 

善玉菌を元気に!ちょい足しテクニック

(1)野菜や果物と食べる

実は善玉菌には、食物繊維がいないと全く動けないという弱点が。

なのでキャベツと玉ねぎの野菜サラダや、キウイ・バナナなど食物繊維の豊富な果物を合わせて摂りましょう。
 

(2)オリゴ糖と食べる

ハチミツや大豆製品(きな粉)には善玉菌のエサになるオリゴ糖が含まれています。

ヨーグルトにトッピングすれば美味しい上に善玉菌とオリゴ糖が腸にWアプローチ!
 

(3)ホットヨーグルトにする

ヨーグルトを温めるのも善玉菌を元気にする秘訣。

善玉菌は40℃前後で活発になるので、電子レンジで20~40秒ほどチンしてから食べましょう。
 

温めすぎると逆に善玉菌が死んでしまうので、人肌を目安にしてくださいね。
 

まとめ

  • ヨーグルトは夕食後に食べるのがベスト
  • 食前ヨーグルト……満腹感
  • 食後ヨーグルト……老廃物排出
  • 朝ヨーグルト……エネルギー補給と感染予防
  • 夜ヨーグルト……栄養吸収と代謝の向上
  • ヨーグルトは継続して食べ、時々銘柄を変える
  • ヨーグルトには食物繊維とオリゴ糖を合わせて食べる

 

今まで何とな~く「腸に良いはず」と食べていたヨーグルトがこんなスーパーフードだったとは。
 

ヨーグルト=朝食べるイメージがあったのですが、ダイエットにも良いとなると夜ヨーグルトも試してみたくなりますね。
 

食物繊維がないと善玉菌が動けないのは初耳でした!

いつもヨーグルトだけで済ませていたので、さっそく明日から野菜やハチミツも足してみようと思います。
 

あなたもぜひ夜の習慣にヨーグルトを取り入れてみてはいかがでしょうか?