「首が焼ける……」
紫外線の強い季節、自転車に乗る人全ての心の声がこれだと思います。
通勤通学、買い物、散歩など移動に便利な自転車ですがとにかく首が熱い。
私もよく自転車で散歩に出かけるのですが、特に夏場はバーベキュー網で焼かれるソーセージになった気分です。
そして家に帰れば日焼けした首がひりひり痛~い!
この記事にたどり着いたあなたもきっと首回りの日焼けに困っているはず。
そこで今回は、両手が使えない自転車でもできる日焼け対策を探してきました。
ほてった肌のお手入れ方法もご紹介しますので、ぜひ見ていってください!
自転車の日焼け対策で首回りに有効な方法とは?
歩いていればタオルで汗を拭けますが、手のふさがっている自転車だとなかなか難しいですよね。
そんな自転車での日焼け対策で最強なのが「フェイスカバーをつける」こと。
首をすっぽり覆ってしまうことで紫外線を大幅にカットでき、汗も吸い取ってくれます。
中でもロードバイクなど本格的な自転車乗りさんにも評価の高いのがこちらのフェイスカバー。
KICSフェイスカバー
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- 紫外線カット率98%
- 冷感タイプ
- 調節ヒモ付きでずれない
「暑くないの……?」と思われるかもしれませんが、直射日光を浴び続けるよりは覆ってしまう方が涼しく感じるもの。
さらにフェイスカバーに水をかければ、走行中の熱と気化熱で首回りの熱が奪われ冷感UP!
「でも怪しい人っぽくならない?」
うっ、それは正直知人に会ったら気まずい程度に怪しいのは否定できません。
そこで怪しくならない日焼け対策も探してきました。
怪しくない日焼け対策
(1)スカーフを巻く
機能的にはフェイスマスクと同じなのに、あら不思議スカーフに替えるだけでおしゃれさんです。
最近ではUVカット加工のスカーフも多いですし、屋内の冷房対策にもなるのが嬉しいですね。
(2)つばの広い帽子を被る
首回りを守る上で意外と重要なのが帽子。
7cm以上のつば広の帽子なら影で首が隠れます。
(3)日焼け止めを塗る
定番の日焼け止めも、効果を上げるには選び方と塗り方が大事です。
- SPF50以上かつPA +++以上
- ウォータプルーフ
- 2~3時間置きに塗り直す
- 曇りの日も塗る
SPF値は日焼けやシミの元になる紫外線UV-A波を防ぐ力を表したもの。
PA値はシワの元になる紫外線UV-B波を防ぐ力を表したものです。
自分の肌と相談しながら、なるべく数値が高く、汗で流れにくいウォータープルーフタイプを選びましょう。
日焼け止めは汗や時間経過で効果が薄れてくるので、少量ずつをこまめに塗り直します。
UV-A派は雲を突き抜けるので曇りの日も忘れずに!
(4)外出は早朝か夕方に
1日の紫外線の半分は午前10時~午後3時の間に降り注ぐと言われています。
また日向は日陰に比べて紫外線量が4倍とも。
なるべくこの時間帯を避けて外出し、日陰を通れば、大幅に紫外線をカットできますよ。
(5)保湿をしっかりする
肌の水分量が多いと、それだけで日焼けしにくくなります。
普段のスキンケアを保湿重視に切り替えて、首回りにたっぷりと水分を補いましょう。
自転車で首周りが日焼けしやすいのはなぜ?
対策を組み合わせればかなり首の日焼けを防げそうですね。
それにしても首って何でこう焼けてしまうんでしょうか?
調べてみると、意外な事実が判明しました。
首は顔より焼けやすい!意外な理由とは
(1)紫外線が1.5倍
首に当たる紫外線は何と頬の1.5倍。
いきなり衝撃的な事実です。
イメージとしては顔の方が眩しく思えますが、知ってしまったからにはもう首回りも疎かにできません。
(2)老化
またまた衝撃の「老化」の二文字。
顔と比べて首は普段からお手入れが行き届きにくいため、水分量が減って日焼けしやすくなってしまうんです。
(3)露出の多い服
特に夏場は、涼しさを求めてどうしても首回りの開いた服を着てしまいデコルテまでピンチに。
(4)日焼け止めが落ちやすい
せっかく首に日焼け止めを塗っても、頭や顔から滴る汗でどんどん流れ落ちてしまいます。
また顔に比べて日焼け止めを塗り忘れやすいのも原因のひとつ。
私もうっかり日焼け止めを塗り忘れて、耳なし芳一さながらに首だけ水ぶくれになったことがあります……だって1.5倍も紫外線が当たってるなんて思わなかったんだもの!
日焼けした後の肌のお手入れ方法
焼けやすい首は顔と同じくらい入念なケアが必要。
とはいえ紫外線を完全にブロックするのは難しいので、日焼け後のお手入れ方法を知っておくことが美肌キープの鍵になります。
日焼けレスキュー!お手入れ4ステップ
(1)冷やす
まずは冷たいタオルや氷水を肌に当てて冷やします。
日焼けは火傷の一種なので、炎症を鎮めるためにある程度ほてりや痛みが和らぐまで続けてください。
(2)パックで水分補給
炎症が和らいだら、乾燥した肌に化粧水でたっぷりの水分を与えましょう。
なるべく低刺激の化粧水がベストですが、炎症が軽いようならメラニン色素の生成を抑えるビタミンC誘導体配合の化粧水を使っても。
消炎作用のあるアロエの化粧水やジェルも効果的です。
(3)ビタミンを摂る
日焼けをした日はビタミン豊富な食事で内側からもケアを。
- ビタミンC……レモン、パプリカ、じゃがいも
- ビタミンB2……豚レバー、うなぎ、ぶり
- ビタミンB6……カツオ、マグロ、豚ヒレ
(4)たっぷり眠る
肌は睡眠中に修復されるので、ぐっすり眠ってターンオーバーを促しましょう。
紫外線を浴びてから、肌の変色やシミの原因になるメラニン色素が作られるまでは72時間。
帰宅後はスピード勝負でケアをして、美肌をキープしましょう。
まとめ
自転車での首回りの日焼け対策はこれ!
- フェイスカバー、スカーフ、帽子を着用する
- 日焼け止めはSPFとPA値が高いウォータープルーフを選び数時間おきに塗り直す
- 早朝または夕方に外出し日陰を通る
- 首が日焼けしやすいのは顔の⒈5倍の紫外線が当たっているから
- 日焼けをしたら水分とビタミンを摂ってよく眠る
怪しい人にならない日焼け対策って難しい……。
カーブミラーに映る自分の姿(帽子+サングラス+ネックカバー)におののくことがよくあります。
その点スカーフはおしゃれでいいですね。
先日スカーフを巻いたマダムを見かけたのですが、明るい色柄だったので暑苦しさもなく、夏でも素敵に見えました。
それにしても首に当たる紫外線が⒈5倍とは意外!
今まで以上にしっかりと日焼け対策をして、首回りの快適なサイクリングを実現してくださいね。