豆知識

免許証の写真を女装姿で更新しても良いの?法的にあり?デメリットは?

免許更新

 
最近は、女装する男性が増えてきましたよね!

しかも、本物の女性以上にキレイな人もたくさん(*´∀`*)

テレビでも、「女装家」として普段から女装で生活しているタレントさんをよく見かけます。

 

そこで、素朴な疑問がわいてきました。

 

女装している人って、免許証の更新の時はどうしているの??

戸籍上が男性なのに、免許証写真が女性の姿なのは法的にアリなの!?

 

もうすぐ免許更新を控えた女装者さんにとっては、めっちゃ気になる問題ですよね(;´・ω・`)

是非とも私は、そんなあなたのお役に立ちたい!!

そんな熱い想いを込めて、

  • 女装して免許証の写真を撮ってもOK?
  • 免許証の写真を女装姿にするデメリット
  • 免許証の写真の持ち込みはOK?

の3点についてまとめてみました(`・д・´)ゞ

 

免許証の写真を撮る時は女装しても大丈夫?

女装

結論からいいますと、免許更新時に女装で行ってもフツーに写真撮ってもらえますよ!

最近はトランスジェンダーへの理解も広まっているので、特に注意されたりすることもないみたいです。

そもそも「女装」って何?

女装とは、ひとことで言うと

「男性が女性の服装をすること」

です。

 

なので「身体的には男性でも性自認が女性」の人が女性の服装をしている場合は、「女装」という表現は当てはまりません!!

(性自認に合った服装をしているだけなので)

 

最近では、性別に違和感はないけれど「趣味や仕事」で女装をしている男性も増えてきましたよね。

 

この記事の中では、

  • トランスジェンダーで女性の服装をしている人
  • 趣味や仕事で女性の服装をしている人

全部ひっくるめて「女装」という表現を使っています。

ただ、

「本来は前者と後者では全然意味が違うんですよ!」

ということだけ、先に言わせて下さいね。

免許センターに問い合わせてみると

ある有名な女装モデルさんが、

「女装のまま写真を撮っていいですか?」

と免許センターに事前に問い合わせしてみたそうです。

 

すると

「免許証には性別の記載もないので、普段どうりの格好で来て下さい」

という明快な答えが返ってきたそうで。

 

確かに、免許証に性別欄はない!!

(今まで気付かなかった!!)

 

ここでポイントなのが「普段どうりの格好で」というワード。

 

そもそも免許証の写真って、本人であることを確認するためのものですよね。

フルタイム女装(普段から女装で生活)の人が免許証の写真だけ男性の姿だったら、逆に本人確認できなくて困りますよね??

 

つまり、女装だろうが男装だろうが

「普段どうりの格好」

で撮ることが重要なのですよ!!

 

なので、フルタイム女装の人はむしろ「女装のまま行くべき!」なのではないでしょうか。

免許証の写真を撮る時のルールは?

ついでに、警視庁の公式サイト(2019年3月29日更新)もチェックしてみました☆

 

そこで運転免許証の写真を撮る時の服装に関して「不適切!」とされている例は以下の通り。

  • カラーコンタクトで目の色や大きさを変えるのはNG
  • 衣類や髪で目が隠れたり、顔の輪郭が隠れているのはNG
  • サングラスやマスクを使用していたり、変装していて個人識別が難しいものはNG
  • 胸から上の写真を撮った時に、裸に見える洋服(ベアトップなど)はNG

 

「変装していて個人識別が難しいもの」というのが気になりますが、女装自体は「変装」には入らないようです。

ただし、あきらかにその場限りの「ウケ狙い」や「おふざけ」の女装は、変装とみなされて却下される可能性もありますね…

 

免許証の写真を女装姿にするデメリット

フルタイム女装の人が免許証の写真を女装姿にしても、特にデメリットはありません!

ただ、パートタイム女装の人が女装で免許証を更新するのは、ちょっと注意が必要です。

 

例えば、就職活動その他もろもろの、大事な場面で免許証をチェックされる時!!

普段、男性の姿で仕事や学校などの社会生活を送っている場合、免許証だけが女装だと「なんだこりゃ!!」となりますよね。

 

また、女装していない時に身分証明しようとしても別人とみなされてしまったり、女装のことを隠しておきたい相手に免許証を見せられないなど、色々と日常生活へ支障をきたします。

なので、パートタイム女装の人は、その辺のリスクを慎重に考えた上で、女装で写真を撮るかどうか決めて下さいね!!

 

免許証の写真は持ち込み出来る?

現在は

「ご希望なら持参写真もOKですよ☆」

というところが多いようです。

 

ただし各自治体や更新センターによっても微妙に規則が違うので、事前にあなたのお住まいの地域の免許センターの情報を確認すると安心ですよ!

 

ちなみに、持参写真でもその日のうちに免許証は交付されますが、通常(その場で撮影する場合)よりも受け取りに時間がかかるみたいです。

参考までに、うちの自治体だと「1〜2時間くらい遅くなるかもYO!」だそうな。

持ち込み写真にはきまりがあるの?

またまた警視庁のサイトをチェックしてきましたYO!

警視庁お墨付きの「適正な免許証写真」の条件は以下の通り。

  • 縦3cm×横2.4cmのカラー写真(国外運転免許証の場合は縦5cm×横4cm)
  • 帽子はNG(ただし宗教上or医療上の理由がある場合はOK)
  • 正面を向いて、胸から上を撮影したもの
  • 無背景であること
  • 申請前6カ月以内に撮影

 

そして「不適正な免許証写真」の例としては、

  • 衣類や帽子、髪などで目や顔の一部が隠れている
  • サングラスやマスクをしている
  • カラコンの装着などで目の色や瞳の大きさが実際と違う
  • 合成や修正が加えられた写真
  • 顔がアップすぎるor遠すぎる
  • 不鮮明だったり、暗すぎるor明るすぎる写真
  • 傷や汚れがある写真
  • 顔が中心からずれていたり、正面を向いていない&首を傾けている
  • 背景が単色じゃなかったり、顔と背景が同化して境目がはっきりしない
  • 写真専用紙に印刷していないものや、コピーしたもの
  • 笑顔や目を細めた表情、目線が正面を見ていないもの

などが挙げられています。

 

簡単に言いますと、

「顔がはっきり判別できない写真はダメだよ!」
「修正や合成はNGね!」
「カラコンもやめてね!」
「真面目な顔してちゃんと前向いて撮ってね!」
「服や帽子で顔を隠さないようにね!」

…といったところですかね(´・ω・`)

 

ちなみに、

「宗教上、医療上の理由で普段から帽子、布、ウィッグ等を使用している人は、個人識別が可能な範囲での使用はOKなので事前に相談してね☆」

だそうです。

(その場合でも、輪郭が隠れるような覆い方や、目元が隠れるような帽子のかぶり方はダメみたいです)

 

また、背景にも注意が必要で、NG背景の例としては、

  • 赤や黒などの極端な原色
  • ドッドやギザギザなどの細かい模様がある
  • 顔の輪郭や衣類が背景と同化してしまっているもの

というのが挙げられているので、これに当てはまらないような「模様なしの単色背景」であれば大丈夫かと思います☆

写真屋さんで撮った証明写真を持ち込む手も

持参写真を使いたいけど自分で撮るのは難しいなぁ、という人は、写真屋さんで免許証用の写真を撮ってもらうのもいいですね!

証明写真用で撮ったものなら「不適正な写真」として免許センターに却下される可能性もなく安心です。

同じ証明写真でも、免許センターで撮るのと写真屋さんでプロに撮ってもらうのとでは全然写りが違うので(*´ω`*)

 

まとめ

最後にポイントをざっとまとめますと、

  • 女装の写真でもフツーに免許証の更新ができる
  • パートタイム女装の人が免許の写真を女装にする時はリスクをよく考えてから
  • 条件を満たしていれば写真の持ち込みもOK

ということでした☆

日本でもだんだん、トランスジェンダーへの理解が広まってきました。

中性的なファッションを楽しむ若者も増えましたよね。

その影響もあってか、男性と女性の服装の境界線って、少しずつ無くなりつつある気がします(´∀`d)

 

昨日知ったのですが、なんと男性の間で「メンズメイク」というのがジワジワ流行りつつあるらしいです!

これには、ちょっとビックリしました∑(゚Д゚ノ)ノ

でも、よく考えたら「男性がメイクしちゃいけない」という法律なんて無いし、とくにダメな理由も見当たりませんよね。

 

女性の服装に関しても、学校の制服で女子もズボンを選択できるようになったり、「職場で女性にパンプスを強制しないで!」という運動が広がったりしています。

(女性の立場としては「いいぞ!もっとやれ!」と思ってます)

 

もう、服装とか外見だけで性別を判断する時代じゃないんですよ(`・ω・´)!!

そもそも「女装」とか「男装」という概念自体が古くさいんじゃないかと思います(`・ω・´)!!

 

あと10年もすれば、男性がスカート履いたり髪を長くしたりメイクしたりしても「女装」なんて呼ばれない時代が来るかもしれませんね、っていうか、来て欲しい。

「男だからこういう服装をしなさい」「女だからこういう服装をしなさい」みたいに縛られる社会が、私はずっと息苦しいな~と感じていたので。

(アンドロメダ星に引っ越したい)

 

近い将来、本当に「女装」や「男装」という概念が無くなってしまったら、もうこの記事は読まれる必要がなくなるということですね。

それはちょっと困る…いや、でもそんな未来が来て欲しい(どっちだ)

 

今この記事を読んで下さっているあなたは、そろそろ免許証の更新が近いのでしょうか?

この記事が、少しでもあなたのお役に立てたなら光栄です(`・д・´)ゞ

どうか、あなたに一番良く似合う服装で、素敵な免許証写真を撮って来て下さいね☆